ウズベキスタンはヒヴァにある、カリタ・ミノルという未完成の建物を本日もご紹介。
ヒヴァでちょっと変わったイスラム建築を見てみよう①
ヒヴァでちょっと変わったイスラム建築を見てみよう②
ヒヴァでちょっと変わったイスラム建築を見てみよう④

このヒヴァですが、街としてこの城壁の中だけでなく城壁の周りにも広がっていて、その城壁の外の街はデシャン・カラと呼ばれています。
デシャン・カラも歩いていて面白い。公園があったりマーケットがあったり。
公園には、隅っこの方に「ZOO」と書かれた金網で囲われた一角があって、なんかウサギとかそんな小動物がいましたが、明らかに「ZOO」と言い張るのは無理だろとツッコまされました。
中央アジアでは肉と言ったら羊肉である事が多く、マーケットの中で動物が解体されていたりします。
私は、その時は牛でしたが、牛の頭蓋骨の上半分が市場内に無造作に転がっているのを見ました。

ついでにウズベキスタンの料理は、割と日本人はとっつきやすいかと思います。
米料理で代表的なのはプロフというピラフに近いもの。
麵料理で代表的なのはラグマンといううどんに近いもの。(メンだけにラグメンと間違えて覚える人もいますがラグマンです。)
飲み物はコーヒーよりも紅茶の方がメインで、お酒はイスラム教国家でもあるので簡単ではありませんが、探せば手に入ります。

カリタ・ミノルにほど近い喫茶店でお茶をするウズベキスタン人の人達。

ウズベキスタンの通貨ですが、単位はスム(Sum)で、乱暴に計算すると100スムは約4円。
そして、よく流通している高額紙幣は1000スム札。つまり40円。
しかし物価自体はそこまで安い訳ではない。なので、50ドル分両替しただけでもかなりの札束でドサッと来て、支払いをしていく内にみるみる減っていく。お金が右から左に受け流されていくよう。
なのでこういった喫茶店でお茶しただけでかなりの枚数の紙幣が飛んでいきます。
それだけでも面倒くさいですが、さらに面倒くさいのは、ATMがほとんど見つからない上に銀行で両替するとレートが悪い。
そのため市場とか周辺でたむろしている闇両替のおっさんと交渉して両替をしなければいけない。
もちろん昔はそういった両替方法は当たり前だったのですが、国際キャッシュカードに慣れてしまった現代バックパッカー達はとても億劫に感じるでしょう。そういう面倒くささを良い経験として楽しむ事ができる心の余裕があれば何も問題ありませんが。
あと闇両替する時の基本ですが、お札を渡されたらどんなに面倒でも枚数はきっちり数えましょう。でないと枚数をごまかされます。私もごまかされた経験アリ。
特に国境付近でやる時は十分に注意してください。国境付近は悪どい奴らが多いので。

カリタ・ミノルの前の道に広がる土産物屋。
ここでは帽子やアクセサリー関係が多いですね。
この時はかなり暑かったのに、ロシアでよく売られていそうなモフモフの帽子がたくさん並んでいます。

写真の奥にミナレットが立っていますね。カリタ・ミノルもこの様な塔になる予定だったと思われます。

ヒヴァの街に、今日も夜がやってきます。

仕事を終えたのでしょうか、それとも仲の良い友達同士でお茶でもしてきた帰りでしょうか、オジサン達がカリタ・ミノルと西日を背に歩いています。どこか威厳があってカッコイイ。
日本だとなぜかわかりませんが、威厳がある人ってあんまり見ない気がします。
その理由の一つは、都市部では大多数の人がサラリーマンでみんな同じようにスーツを着ているからではないかと。酔ってご機嫌のオジサン達には威厳は感じがたい。もちろん日夜必死に働いているサラリーマンの方々がこの今の日本を支えている訳ですが。
働く時はスーツにネクタイ姿じゃなきゃいけないって固定概念を持った会社が減ってくれると、もっといい社会になる気がするな。

すっかり暗くなりました。
ヒヴァは夜に出歩いてもかなり安全な印象でした。深夜出歩くのは控えた方がもちろん良いですが。
うっすらと暗闇にのびるカリタ・ミノル。通りゆく人々。響く笑い声。

次回は、ヒヴァ最終回です。
建物や文化ではなく、このイチャン・カラという城壁の街で会った人達をさらっと。


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