ディズニーファンの方に大ニュース!

「ポカラでディズニーランドを発見!?」

ネパールの首都カトマンズから西に約200kmに位置するポカラは、アンナプルナなどへのトレッキングのベースとなるので、多くの外国人観光客で賑わう街だ。

ここには多くのホテル、レストラン、旅行会社、土産物屋、アウトドアショップなどが軒を連ねている。

今回は、私が2019年にポカラに訪れた際に偶然見つけたとあるテーマパークをご紹介したいと思う。
早速その入り口をご覧いただきたい。
これ。


「POKHARA DISNEYLAND」だってええ!!

いやいやマズイマズイこれは一番マズイでしょ。一番やっちゃダメでしょ。
後で何か言われて「冗談でした」は通じないよポカラさん。

つーか、いいよ最悪その名前を使うのは仕方ないよ、お客さん呼ぶ為にはね、でも、ディズニーランドって名前使っておいてその貧相な入り口はナシじゃない?
全世界中のディズニーランドファンにケンカ売ってるの?
なんか門には警備員が一人いるだけだけど・・・、チケットブースとかは?無いの?
えーと、あれ?これは・・・入っても・・・いいのかな?

中に入った。
門をくぐってすぐ左の壁に描かれた画(左半分)。

そうそう、やっぱりディズニーランドの顔と言ったらミッキーとミニーだよね・・・ってなめとんのか!なんじゃあそのクオリティーは!
緑の箱はなんなん?その出っ歯は誰なん?

右隅にサインがしてあって、「INDIA」って文字と+91から始まる数字が書いてある。
+91とはインドに国際電話をかける際に頭につける国番号だ。(ちなみに日本は+81)

コイツだ。この著作権侵害しまくりの一味の一人は。
堂々と連絡先を残しておくなんて、いい度胸してんじゃあねーか。
ディズニーさんこの番号に電話してやりましょうよ。そんで訴えたりましょ

次は右半分。

そうそう、プルートを乗せてミッキー車掌の運転で汽車は進む・・・ってなめとんのか!なんじゃあそのクオリティーは!
なんでプルートそんなアホ面なん?汽車の動力は一体なんなん?ファンタジーの力?

それから・・・、花をちゃんと最後まで描ききれやあああ!色塗るの途中でやめんなあああ!

門をくぐって右の壁に描かれた画。

なにこれ?シンデレラ城のつもり?
ミッキーの指は4本なのに、このミッキーもどきには指が5本もあるけど?なにこれ?
プルートもどきは事故にでもあったの?左脚はどうしたの?なにこれ?

園内へ進んで右手にはオフィスと書かれた小さい建物が。
これ、元々は公衆トイレだったように見えるけど・・・大丈夫?

おお。結構お客さんいるじゃない。
観覧車にバイキングに子供用の列車の乗り物に、遊園地的な要素としてはまぁまぁ必要最低限は揃ってるじゃないか。

ディズニーとは関係ないのばっかだけどな!

どうやら写真中央にある電話ボックスみたいなところがチケット売り場みたいだ。
入園料はフリーで、アトラクションを利用するならお金を支払うというシステムなのだな。そこは良心的でよいよ。

定番の観覧車とバイキング。

それでは、日本では考えられない速度で回りまくる観覧車を動画でご覧いただきたい。

こんなん怖すぎるでしょ?
どのタイミングで乗ったらいいわけ?
客車にはねられて身体ごと回って飛んでけってこと?
なんでスタッフが座ってるイスは車のシートなわけ?
色々と、どういうこと?

人気の無いアトラクションの裏側。

ちゃんと片付けろやああ!子供になんてもの見せんだ!

2014年にポカラに来た時は間違いなくこんなディズニーランドもどきは無かったから、どう長く見積もっても開園して数年しか経過していないはずだ。
なのに、既にこのサビサビ具合。

最初の入り口を見た時からわかってはいたけど、いま自信が確信に変わりました。
あの国が関わってるな、ここ。
新しくゼロから建てたんじゃなく、あの国が別の場所で使っていたアトラクションをそのまま移動させて来ただけだな。

なんともつまらなそうなアトラクション・・・。
そして、その向こうに見える建物は何だろうか。
次はどんなまがい物で楽しませてくれるのだろうか。

き、ききききたーーーっ!

やっぱりね。そりゃあそうでしょうよ。 
チャイナ資本でしょうよ、こういうのは。

建物の中は漢字ばかりの射撃場やゲームセンター的なコーナーだった。
カウンターにやる気の無いスタッフがいて、スマホ触ってるだけで客は一人もいなかったが。
そりゃそうだ。漢字ばっかりのコーナーがあったってネパール人達がわかる訳がない。

風光明媚だったペワ湖沿いのいいロケーションにこんなまがい物のテーマパーク作らせやがって・・・。
チベットだけじゃ飽き足らず、世界中でこんな事を繰り返すつもりなのか。

騙されるネパール人が悪いんじゃない。
著作権を侵害してなお他国を騙して商売するチャイナ人が悪いんだ。

射撃の的になるのは、刃物を持った悪そうな狼や、なぜか鶴仙人や、なぜかコミカルな顔した鬼畜日本兵とかだ。
えぇえぇ、撃ちなさいよ。
いつまででも日本を悪者にしてなさいよ。

射撃板の裏にはボウリングのレーンが2つだけ。
しかも片方は壊れたゲーム機でふさがれている。
きちんと営業する気ないならやめて国帰んなさいよ。

ゴーカート場。
ここでは、ぶつかって楽しむのが前提なようで、たくさん笑い声が響いていた。

笑い声か・・・。
ネパール人にしたらこんなところでも新鮮で楽しいんだろうな。

はあ。仕方がない。
レジャー産業が整っていないネパールが、安価なテーマパークを受け入れるのも無理はないのかもしれない。

人々が楽しそうに笑っているのなら、文句は言えまい。

でもネパールには、ポカラにはあんな素晴らしい自然があるのに!
ディズニーランドもどきなんか無くったって世界中からトレッキングを楽しむために観光客が集まってくるのに!
こんな事で世界中から笑われたら、もったいないよポカラ!

最後に、めっちゃ可愛くて微笑ましい一幕を。

アトラクションの動力源といい女の子の頑固さといいスタッフの適当さといい、全てが微笑ましくて良い。
ご覧いただきありがとうございました。


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