旅の一コマ <びっくりミラクル in オーストラリア>

ワーキングホリデーでオーストラリアにいた時、驚きのミラクルが起こった。ほんとに。

クィーンズランド州の州都であるブリスベンよりも内陸に位置するスタンソープという町でファームジョブをしていた時の話。

私はスタンソープの郊外にある農場で働いていた。
そこはブロッコリーや白菜やキャベツなどを作っている農場で、オーナー含め5人のオーストラリア人と3~4人の韓国人と日本人の私一人ぐらいが働いていた。時々入れ替わりがあってインド人やドイツ人や日本人がいた。
常時働いてる人数がそんなに多くなかった割に、農場は広大だった。
一つの畑の区画がバカでかいのにそれが5~6区画ぐらいあるから、毎朝事務所で集まった後はその日収穫する畑までトラックの荷台に乗って移動だ。

ブロッコリーの収穫の作業はとてもしんどかった。
まずベルトコンベア付きのアームが横に装備されたバカでかい特殊トラクターが畑の端にスタンバイする。
ワーカー達はアームに沿うようにして横一列に並び、縦に伸びるブロッコリーの列の間に立つ。
トラクターが進み始めたら地獄の収穫作業開始だ。

ワーカーは自分の左右にあるブロッコリーの列から瞬時に充分な大きさに育っているブロッコリーを見つけ出し、茎を手に持った大きなナイフでカットする。
そして茎についている大きな葉をメキメキっとそぎ落とし、ベルトコンベアに向けひょいっと投げる。ブロッコリーはベルトコンベアにより、トラクター本体の荷台に置かれたデカい箱へとためられていく。

ブロッコリーの見落としは許されないし、モタモタやってると他のワーカーやトラクターから離されていくので怒られる。
自分のペースではなく、トラクターのペースに合わせて常に全力でブロッコリーをカットし続け、ベルトコンベアにうまく投げ込む。
これがかなりキツい。まぁ慣れると面白い部分もあるが、毎日毎日死にそうになってやっていた。

でも私は別の農場でブロッコリーを収穫していて多少慣れてた事もあったし、しばらくこの農場で働き続けてるうちにバカでかい特殊トラクターのドライバーを時々させてもらうことができて、非常にいい経験になった。
ちなみに、この特殊トラクターはバカでかい上にバカでかい荷台を2つ牽引していたからめっちゃくちゃ運転が難しかった。

で、ミラクルの話。
その時はブロッコリーではなくキャベツを収穫する日だった。
キャベツは地表にできるため、腰をかがめてキャベツを左手でぐいっと傾けて右手のナイフで茎の部分を切って収穫する。
ブロッコリーと同じように自分の左右の列を両方収穫しながら前に進んでいくので、右に腰をかがめては左に腰をかがめてと忙しい。
えっさほいさと右へ左へキャベツを収穫していてリズム良くグイっと左手でキャベツをつかんだその時!

キャベツの葉に包み込まれるように腕時計が!!

え?なぜ?・・・と一瞬頭がはてなマークで一杯になった。

が、すぐに冷静に誰にも気づかれないように腕時計をポケットにしまい何事も無かったようにキャベツを収穫した。

なぜかキャベツの外側の葉の中に大人用の茶色い腕時計がはさまっていたのだ。
これがその腕時計。O.S.Tというブランドっぽい。バンドはレザー。

私は腕時計をしないのでよくわからないが、まぁ高級な時計ではないだろう。
針はたぶん電池切れでもう動いていなかった。
でも目立った損傷や傷も汚れすらなかったし、電池さえ新しいのに換えれば使えると思う。

ではなぜキャベツの中から腕時計が出てきたのだろうか。
おそらくは、ワーカーの誰かが苗を植える時か雑草を除去する時にうっかり土の上に落としてしまったのだろう。
しかもたまたま苗の上に。
そしてキャベツが大きく育つ過程でキャベツの葉が時計を取り込むようにして育っていった。
そこを偶然私が収穫しようとして見つけた。
もそ普通に土の上に落ちていたら、こんな事は起きなかっただろう。
ミラクルでしょ?これ。

後に調べたら、どうやら韓国のブランドっぽい。
この農場で以前働いていた韓国人が落としてしまったのだろう。

何の因果かわからないけど、ちょっとしたミラクルで私の手にやってきた腕時計。
今でも手放すことなく大事に保管している。

赤ちゃんはコウノトリに運ばれてくるって話が日本にあるように、欧米では赤ちゃんはキャベツ畑から生まれるなんて話があるという。

しかしまっさかキャベツから腕時計が出てくるとは。
これは・・・、天から授かったってことなのか?
男なのに?
独身なのに?
赤ちゃんじゃなくて?
腕時計を?
そんなぁ。


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投稿者:

ぐるじあ

日本人。10年ぐらい日本国内や海外を時々旅して時々働いて過ごしてきて、最近になって恥を忍んでそれらをネットで公開しています。信念は特にないです。

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