私が中国は雲南省の香格里拉についた時は10月末でした。
失われた理想郷、中国の香格里拉①

大体半袖で過ごせるような東南アジアばかり旅してたので基本的に薄着で、めちゃくちゃ寒かったのを覚えています。
それもそのはず、香格里拉は標高3,160mと高く、平均気温は当然低い。
寒さに凍えながら宿を探して歩き、目当ての宿を見つけてチェックインしました。
前回の記事で中国を旅することにについて触れた時に宿に関して言及しませんでしたが、安宿に関しては中国は諸外国と比較してもトップクラスに便利なのです。
中国にはYHAというネットワークがあって、各地にユースホステルが点在していてネットで簡単に予約ができます。
会員じゃなくても泊まれますが、会員証を持ってると宿代が5元ほど割引になることが多いので、会員登録をしておいた方が良いでしょう。
確か25元ぐらいの会費が必要だったと記憶していますが、それで一年有効の会員証がもらえます。
都市や施設や季節によって値段が全然違いますが相場は25元~60元ぐらいではないかと。
ネット予約する時は部屋の値段を見ながら選ぶ事ができるのでいちいち歩き回って宿を探して値段を聞いてまわるなんて必要がない。
しかもほとんどの宿に各地のYHAの名前や地図が記載されてる小さいチラシが置いてあるので、次の目的地の街にあるYHAのチラシをもらっていけば次の街で宿探しがスムーズ。
気を付けないといけないのは、中国国内を旅する中国人が結構いるので、都市部や人気の宿はすぐに予約で埋まってしまうため、チラシを持ってのんびり予約なしで泊まろうと思ってもフルだったりすること。



YHAの質ですが、これも宿によってだいぶ変わりますが、基本的にはどこもWi-Fiがあり、食事が注文でき、ドミトリーがあります。貧乏バックパッカーにはWi-Fiとドミトリーがあるだけでもう十分。
宿によっては朝食が無料だったり、ビリヤード台やダーツや卓球台があったり、日本の本が本棚に並んでいたり、夜になるとプロジェクターで映画上映があったりと、多種多様でかなり居心地がいい。
中国人の若者たちは自分たちがなかなか海外を自由に旅できないせいもあるのか、外国人バックパッカーに割りと興味津々で、コモンスペースにいると結構フランクに話しかけてきてくれます。
YHAのネットワークに加盟しているかいないかだけの違いで、同じような居心地のいい安宿もたくさんあり、そのような宿のチラシがYHAに置いてあることもあります。なので、中国を旅する時はYHAを中心に利用するとよいでしょう。中国の旅がかなり快適になるはずです。
むしろ、ヘタに中国人向けの宿に泊まらない方がいい。どうやら中国では宿泊者の情報を警察に報告しないといけないみたいなのです。
辺鄙な土地で中国人向けの宿に泊まってると夜になって警察が来て「お前はここには泊まれない、出ていけ」と追い出されたなんて話も聞きます。

私が香格里拉で泊まったYHAのベッドには電気毛布が布団の中に敷かれてあって、かなりありがたかったです。
なのにシャワーはお湯が出ず、水のみ!奥歯ガタガタいわされながら浴びましたよ、しょうがないので。
夜はコモンスペースでテレビをボケーっと観ていると中国人の若者が何人か来て私にも色々お菓子や飲み物をくれました。
実はその日は私の誕生日だったので嬉しかったです。

さて、香格里拉ですが、街並みはいい感じに古く、お土産屋が立ち並ぶ通りなんかもあります。
中心には亀山公園というところがあり、お寺と大きな金色のマニ車があって、その周りに古い街並みがあるわけなんですが、なんと2014年の1月11日に独克宗古城で大規模な火災が起こって、半分以上の建物が焼失してしまったのです。
私がネットで探した結果マニ車は焼けずに残っているようですが、莫大な被害だったよう。

おそらくはこの辺の建物の大半が火災の被害にあったのでしょう。

こちらが大きな金色のマニ車。これについては次回という事で。ではまた。




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