以前このブログで福島県の南会津群にある大内宿というかつての宿場町をご紹介したんですが、先日また大内宿に行ってきたのでその様子を書き連ねたいと思います。

江戸時代から続く宿場町 福島県大内宿
この時は、バイクで北海道と東北を一人旅してる時に立ち寄っただけでしっかり観光できなくて、またゆっくり行ってみたいと思ってたのです。

大内宿は、福島県南会津郡下郷町にある古くからの宿場町で、国の需要伝統的建物保存地区に指定されています。
先日訪れた時は夏から秋に移り変わる頃で、太陽が照っていても汗をかくほどではなく、やんわり涼しい風が心地いい、観光には最高の日でした。

さて、大内宿のみどころは、まずは何と言っても江戸時代からの宿場町ならではの茅葺き屋根の古い町並み。

あと、前回の記事で少し触れましたが、会津地方ではそばをネギで食べる習慣があるそうです。面白そう。前来た時はそれを知らなくて食べてなかったから今回は一度試してみたいところ。

バイクで旅してた時は、節約するクセがついちゃって、贅沢に食べたいものを買い食いするのはあまりできなかったんだけど、今回は色々と食べ歩きしてきたので、その様子から。
まずはこちら。その名も「じゅうねん えごま味噌焼きだんご」。

香ばしいじゅうねん味噌の香りと味がもちもちの団子にマッチしてとても美味しい。
・・・んーでも、そもそも「じゅうねん」て何だ?
調べてみると、じゅうねんとは、荏胡麻の別称で主に福島県で使用されている呼び方。「食べると十年長生きする」、もしくは「十年食べ続けると長生きする」というのがその謂れだそうです。
荏胡麻の種子を乾煎りしてからすり鉢で潰し、味噌、酒、砂糖、みりん、醤油などで作ったのが「じゅうねん味噌(えごま味噌)」。
なお、荏胡麻などのシソ科種実の利用は日本でもかなり古くからで、縄文時代で既に使用が確認されているそうです。
この荏胡麻を食べてた縄文人たちは果たして十年長生きできたんでしょうかねえ・・・。

ちなみに、別の機会に「じゅうねん ゴマドレッシング」を使ってサラダを食べたんだけど、そのドレッシングもめっちゃ美味かった。

大内宿は、真ん中に1本通りが走っていて、その両脇に茅葺き屋根の家屋が立ち並んでいるのですが、通り沿いには水路があるんです。
その水路では常に水が流れていて飲み物などが冷やされています。

晩夏ではなく真夏だったら暑くてラムネやビールの1本や2本買って飲んでいたでしょう。

こんな郵便ポストがありました。赤くなくて、黒い!
「書状集箱」って書いてある。ポストって昔はそうやって呼ばれてたんだ。
この書状集箱はまだ現役なようです。

ほおずき!たくさんのほおずき!
これにはなんかテンション上がりました。
なぜか小さい頃の記憶がつっつかれるんだよなぁ、ほおずき見ると。
結局何も思い出しはしないんだけど。

通りを突き当たりまで行くと、左側に階段が見えます。上にあがると大内宿の全景が見渡せる。
まあまあの勾配なので不安だったら回り道があってそちらからも登れます。

全景よりも個人的にグッときたのは、階段を登り切った目の前にあるお堂の屋根。
登りきるとどーんとこんな迫力の屋根が姿を現します。

茅葺き屋根からたくさん草が芽を出してる!しかも色んな種類がある。
・・・か、かっこいい・・・!

通りを歩いてる時に、ちらほらと屋根から草が生えてる家を見かけて、面白いなと思ってはいたけど、ここまで生えてるのがあるとは。
これ、意図的に花の種とか植えといたら屋根がお花畑になっていいんじゃないかな。

じゃらん特集一覧

さて、ではついにネギで蕎麦を食べるネギそばをご紹介します。値段は店によりけりだと思いますが、900~1,000円前後。
写真はこちら。

ネギで食べるっていうからネギを箸の様に使って食べるのかと思ってたけど、器には太くて長いネギがびよーんと1本のっかってきた。スゴイインパクトだけどこれはところてんを割り箸1本で食べるような感じなのか。
でも割り箸は角があるからいいけど、ネギは丸いし若干ぬめっとしてるし、これでほんとに食べれるんか?
やってみた結果、最初はなかなかうまくできませんでしが、段々とうまく食べれるようになりました。
ネギももちろん食べれるので、途中でかじりながら蕎麦を食べるのです。
なかなか面白い経験ではありましたが、ネギで食べる事に集中し過ぎて、肝心の蕎麦の味を味わえないというか、あまり美味しい蕎麦ではなかったというか・・・。
いや、でもこの店の天ぷら盛り合わせと岩魚の塩焼きはとっても美味かった。

最後はデザート。これも会津地方の食べ物で、天ぷらまんじゅうと呼ばれるものです。
中身は普通の餡の入ったまんじゅうなのですが、なんとそれに衣をつけて揚げたもの。
さくっとした食感の後に、甘味が広がって美味しかった。
驚きなのは、この天ぷらまんじゅうをスイーツとしてではなく、おかずとして食べる風習があること。おかず・・・だと?

いや~他にもソフトクリームだとかお菓子だとかも色々買い食いしてきてお腹いっぱいになりました。
観光協会のHPを見るとナイトウォークなんかも行っているようです。
季節によって表情を変えるだろうから、今度は雪が積もった町並みを見に来たいな。

では、江戸時代から続く宿場町 福島県大内宿②でした。



にほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ

江戸時代から続く宿場町 福島県大内宿
ちょっと変わったお祭り つがわ狐の嫁入り行列①
岩手県の厳美渓と猊鼻渓、まずは厳美渓から①
岩手県の厳美渓と猊鼻渓、次は猊鼻渓を①
トップページへ

こちらもどうぞ

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です