2001年8月31日をもって閉鎖してしまった、滋賀県は大津市にあった遊園地、びわ湖タワー。
今回もそのびわ湖タワーを象徴する大観覧車イーゴス108についての記事で、その③です。
クドイようですが、これらの写真は私が2007年に撮った写真で、現在イーゴス108は解体されてしまっているので存在しません。
それらを踏まえて今回の記事をご覧ください。
すごーいよ!イーゴス108!①
すごーいよ!イーゴス108!②

前回は主にイーゴス108の外観からご紹介したので、今回はその「足元あたり」をご紹介。

これが、イーゴス108の足元あたりの様子。
当然廃墟になっていたので、看板は「ゴ」が剥がれ落ちてて「イース108」になってるし、草は生え放題。
というか、草どころかもう木が生えてますね。
すごーいすごーいすごーい。

少し下がってみました。
隙あらばアスファルトの隙間から生えてくる雑草の生命力がわかります。
あとやはり気になるのが、イーゴス108の足元にある、Fortune tellerの看板がある小屋。日本語で言ったら「占いの館」といったアトラクションだったのでしょう。悪くないですね。
オープンしてた時には、こういうタイプのアトラクションがたくさんあって、私は心躍ったのです。
特に私は小学生の時に観たトム・ハンクス主演の「big」という映画が好きで、その影響で遊園地で見かける怪しげな占い関係のアトラクションは何か惹かれます。
映画「big」みたいに願いを叶えてくれる機械があったら何て願うかな・・・。少なくとも「大きくなりたい」とは願わないけど。

なんでしょう、なんかの部品が打ち捨てられてます。
ほんとにすぐ隣に田んぼが、すぐ近くに民家が。
ジャーナリストのマネして周囲の民家に「近くにこんなデカい観覧車が廃墟として立って残ってる場所に住んでるのはどんな気分なんですか?」と、嫌味とかじゃあ決してなく、単純に好奇心から訊いて回ろうかと一瞬思いましたが、もちろんやめときました。

これは・・・、イーゴス108とはまた別のアトラクションの看板のようですね。
看板の絵を見た感じから推察するに、客車が固定された状態で観覧車のように回転するようだけど・・・。そんな危ない乗り物ありえるのか!?
大体、一番上の客車にはどうやって乗るのだ?スリル満点過ぎるだろ。




「びわ湖タワー」閉園の後、解体工事を行った業者用の簡易トイレでしょうね、きっと。さすがにオープン当時はちゃんとしたトイレあったはずなので。それにしても置いてくなよ。
ここも見てわかるように、ほんとにヤマダ電機の駐車場の真横にこんな打ち捨てられた跡地が残ったままだったのです、当時は。廃墟好きでなくても興味そそられますでしょ。

廃墟にはつきものの、誰かが滅茶苦茶に荒らした跡。
(おそらく)何かのアトラクションの座席を並べてたまり場に。
(たぶん)マットレスを持ち込んで寝っ転がってたまり場に。
(きっと)盗んだバイクの部品を取ったりしてたまり場に。
困ったものですね、ほんとにもう。

あ、さっきのたまり場に使われてた座席はここのだ。
何のアトラクションかはよくわかりませんが、この濁った水の中にはベンチやらテーブルやら色んな物が投げ込まれて沈んでいました。
やめてやれよな、ほんとにもう。

イーゴス108の運転室かな。
ドアのところに「器物破損と不法侵入で逮捕する」と、警察署の名前入りで貼り紙してあります。すいません、ちょっとお邪魔しております。でも何も壊してないし盗ってもいませんのですいません。
まぁ実際、いつ誰かに見つかって怒られるんじゃあないかとドキドキビクビクしながらカ撮影してた訳で、罪悪感はめっちゃありました。

個人的に結構好きな写真。
人口建造物は時を止めても、空ではいつも止まらずに雲が流れてる・・・って感じがして、好き。
廃墟はこの何とも言えない無常感がひしひしと感じられて、胸の奥のあたりがくすぐったくなるから、好き。

「びわ湖タワーは八月三十一日で全館閉店致しました。長年に亘りご愛顧賜り誠にありがとうございました。 びわ湖タワー」
「長い間お疲れ様でした。こちらこそ、良い思い出をありがとうございました。」




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