なんかダラダラと中国の阳朔についての記事を続けていますが今回で最後にします。
山水画のような景色を求めて 中国の阳朔へ①
山水画のような景色を求めて 中国の阳朔へ②
山水画のような景色を求めて 中国の阳朔へ③
山水画のような景色を求めて 中国の阳朔へ④

以前アップした麗江の記事でも触れましたが赤い連続した提灯がそこら中にぶら下がっています。中国の夜にはよく合いますね。
北京や上海などの大都市ではなかなかこういった昔ながらの路地はもう見れない気がします。

阳朔に滞在している間、ユースホステルで私は別の町で会った若い中国人学生と再会しました。
彼は英語をほとんど話す事ができず、きちんと会話はできませんでしたが、私達は一緒にご飯を食べに行くことになったのです。
でも会話ができんのに2人でご飯食べに行くのも辛いので、少し英語が話せる学生の女性と、英語が話せないマスコミ関係のおっさんと4人とでご飯を食べに行きました。
お酒も飲み、結構盛り上がりました。なんせ中国人は日本とは違って他人との距離が近い。すぐに見知らぬ誰かと仲良くなりご飯を食べに行きたがる。
英語が話せない学生くんもすっかりご機嫌で、私の肩に手をまわし、「I like you!」と叫ぶ始末。
で、話の流れで英語話せる女性が「あのおじさんはマスコミ関係の仕事をしていてリッチなの」と教えてくれました。そしたらマスコミ関係のおっさんが日本で一ヶ月の収入はどれくらいだと訊いてきたのです!
私は少し困りました。なぜなら、中国人はプライドが高いから。とてもメンツを気にするから。
そこで例えば大卒の新入社員の初任給を基準に日本円で18万前後と正直に伝えてよいものかと。人口の多い中国には当然めっちゃ金持ちの人はくさる程いるだろうからその人たちに比べたら18万円なんてはした金なんだけど、この人たちはそうではない。
もし正直に答えて、リッチだという40代半ばのおっさんの給料より多かったら雰囲気を悪くしてしまう。
なのでUSドルに計算するのに時間がかかってるフリして考えて、日本円で15万円分ぐらいで答えてみました。
そしたらおっさんは「そうかじゃあ俺とおんなじぐらいか」と少し満足そうで、私はホッとしました。
たぶんおっさんの中で、裕福なはずの日本人と同じぐらいの月収があるんだ俺はと安心してくれたのでは。



上海とか見る限り、中国は金回りがめちゃくちゃ良くて、こいつら俺より断然金持ってんなーって感じするけどなぁ、やっぱ地方はそういう訳にはいかないからね。
でも地方の貧しい人々は本当に生活が大変そう。それでも楽しそうに過ごしてるならいいんだけど。
ところで、時々日本の政治家(特に野党の人)が、「日本は格差社会だ」と叫ぶけどあの人たち国際感覚あるんだろうかと思う。
一回自分で他国の貧富の差を目の当たりにしてこい。視察という名の観光旅行じゃなく自分の金と足で行ってこい。そして声高に難癖つけてるいまの日本がどれだけ恵まれてる環境なのか認識しやがれ。

私が中国滞在中に会った中国人の人達はほぼ全員親しみやすく良い人ばかりで幸運でした。
なかには、日本人に好意を抱いていない中国人もいるのは事実だからです。
私も、一度だけ、気分よくない目にあったことがあります。
中国に留学中の日本人学生と知り合って一緒にご飯を食べに行くことになった時に、例によって見知らぬ誰か中国人達も数人いて、その中の一人が乾杯する時に普通に乾杯するのではなく何か別の単語を発してきたのです。
さらに、私の方を向いて何やら何回も質問してくる。私はもちろん意味が分からず曖昧な表情で返していました。
後で日本人留学生が教えてくれたのですが、日本と中国が領有権を争っている尖閣諸島の魚釣島、中国では釣魚島と呼びますが、こちらが中国語をわからないのをいい事に「釣魚島は中国のものだ!」と乾杯し、その後私に「釣魚島は中国のものだよな?」と何回もきいてきていたのです。
さすがにそれには腹が立ったものです。国際問題は知ったこっちゃない・・・というか私個人でどうこうできる問題ではありませんのでどうしようもありませんが、そのやり方にムカつきました。
まぁしょうがありません。旅先で良い思いだけしようなんてのが無理な話。自分に非があった訳ではないので放っておくしかない。

おそらく阳朔郊外の少数民族のおばちゃんなのでしょう、バイクで食べ物を売りに来ていました。
「鉄板香豆腐」ですって。美味しそう。1個買って食べてみればよかったのに、こういう時なぜか迷った挙句にやっぱやめとこってなっちゃうんだよな。

お土産屋もたくさん。
長期バックパッカー旅の困るところは、気に入った物を片っ端から買っていくと荷物が増えていってしまってバックパックが激重になり歩くのが辛くなるので気軽に買えないところです。
私は荷物増えるの重くなるの覚悟であれこれ買ってしまう方ですが。
阳朔でも丸い石を買いました。よりによって石をね・・・。その後の旅路しんどかったけどね・・・。

それではダラダラ続いた中国の阳朔の記事はこの辺で。
阳朔、きっとあなたも気に入ると思いますよ。機会があればぜひ一度訪れてみてください。



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