ちょっと変わったお祭り つがわ狐の嫁入り行列③

新潟県は東蒲原郡の阿賀町津川地区で毎年5月3日に開催される「つがわ 狐の嫁入り行列」というお祭りについて、第三回目、今回でラストです。
ちょっと変わったお祭り つがわ狐の嫁入り行列①
ちょっと変わったお祭り つがわ狐の嫁入り行列②

前回、花嫁と花婿が行列を引き連れ川辺のステージに辿り着いたところまででした。

今回は式の様子をお伝えします。

ちなみに、花嫁と花婿を迎え入れた村長は、かなり演技が達者な人でした。
まだ行列が出発する何時間も前から川辺のステージの前で、一人でこの祭りやキツネにまつわる伝承を演劇口調で物語っているのです。PA関係のテストなどの意味合いもあったのか、マイクや照明やモニターも全て本番さながらに使用しながら。
この村長のキャラは、若干芝居がかり過ぎてるところはありましたが、私にはかなり印象深かかったです。
つがわに住んでる普通の一般の人なのか、どっかの劇団から来たプロの人なのか、非常に気になるところです。

さて、仲人2人と花嫁花婿がステージに立ち、文字通り役者が揃いました。
この後は神主による儀式とかがあったのですが、まぁそれを紹介してもあまり面白くないので割愛します。

巫女さん(・・・の役柄の女の子)から御神酒が注がれます。
本当は自分のブログの記事に誰かの顔が鮮明に映っている写真を載せるのはあんまり気が進まないのですが、今回はメイクもしてて素顔はわからないし色んな人が既にSNSなどにアップしてるだろうからゴメンナサイということで。

花嫁と花婿だけではなく、行列に参加してた人達の中からも男性から一人、女性から一人指名されて飲んでました。
大きな盃でグビグビ飲んでましたが、さすがにあれは本当の酒ではないでしょう。水でしょうね。大事な式の途中でぶっ倒れられたら大変ですから。

村長の紹介と共に黒い布で覆われていた中身が姿を現しました。
中はなんと地酒2樽とお米一俵!!
これらはまるっと花嫁と花婿に贈呈されるそうです!すごいですね。

まぁでも、それぐらい見返りが無いとなかなか応募してくるカップルはいないかもしれません。
この狐の嫁入り行列の主役として式を挙げるからには、何度も打ち合わせしないといけないでしょうし、婚約破棄だってするわけにはいかない。祭りが終わっても離婚なんてしようものなら縁起が悪くてしょうがない。
さらに今の時代、不特定多数の観光客から写真だの動画だのを撮られまくってネット上に晒されまくる・・・。
結構リスクが大きい気がします。自分ができるかって考えたらちょっとご遠慮したい。百万円くれるって言われてもちょっと・・・んん~百万かぁ・・・。

宴もたけなわになりまして、通常の披露宴と同じく新郎新婦から退場していきます。
ただ、普通の披露宴と違うのは、式場を退場するのではなく川を渡って行く、というところ。
お二人は川岸にとめられていた渡し舟に乗り座ります。渡し舟はゆっくりと向こう岸へ(ワイヤーで引っ張られていくので見てる観客も安心です)。
向こう岸の麒麟山にはテカテカと光る鳥居があります。

そして新しく夫婦となった二人は狐火に導かれ山の中に姿を消すのでありましたとさ。

・・・以上が私が見た「つがわ狐の嫁入り行列」のお祭りの様子です。
神様に五穀豊穣を願う訳ではなく、狐の嫁入りの伝承になぞらえて本当に一組の結婚式を執り行ってしまうというのがこのお祭りの最大の特徴です。
なので、見てる観客からしても、見知らぬカップルなのに末永くお幸せにと祝福の感情が湧き出てきます。見知らぬカップルなのに。

最後に、もしこのお祭りを見に行く人の為にアドバイスを。
まず駐車場ですがびっくりするぐらいたくさんあります。5万人の観光客が訪れるとは言え、満車になる事はないと思います。料金は無料~千円。
祭りの中心地に近いところにある各駐車場はどこも千円。徒歩15~20分ぐらいのところにある駐車場は500円。私は実際に行ってないのでどのくらい遠いかはわかりませんが遠いとこにある駐車場は無料。
ただ、一部の駐車場は祭りの行事進行の都合上、車両の移動ができない時間帯がありますので注意しましょう。
あと、遠い駐車場の場合、時間によってはシャトルバスも運行してます。
電車で見に行く場合ですが、中心地からちょっと歩いたところにある津川駅発新津行の最終が21時19分(2017年現在)です。祭りは20時過ぎまでありますので、乗り遅れないよう気をつけましょう。
宿泊ですが、周辺の宿は結構予約で一杯になります。早目に宿をおさえるか、少し離れたところにある温泉宿を探してみましょう。
なお、おススメする訳ではないですが、道の駅で車中泊するという手もアリはアリです。
つがわに一番近い「みかわ」という道の駅はあまり広くなく、夜に一人で行くと心細いかもしれません。
もう一つ先の「阿賀町」という道の駅だと駐車場が結構広くて祭りが終わった後の夜は地方から来たキャンピングカーや乗用車がたくさんいて車中泊してます。
阿賀町は日中は舟下りなどのアトラクションも行っている道の駅です。
下の写真は阿賀町にある自動販売機の写真です。ここにも嫁入り行列の写真が。

右側に写ってる人の顔が今田耕司さんそっくりで余計面白かったので撮ってみました。

という訳で、三回にわたってご紹介しました新潟県は東蒲原郡の阿賀町津川地区で毎年5月3日に開催される「つがわ 狐の嫁入り行列」という、ちょっと変わったお祭りについてでした。花嫁と花婿のお二人、おめでとうございます、末永くお幸せに。
この日は町全体がキツネ色一色に染まります。アナタもキツネ色に染まってみてはいかがですか?コーーーン!



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投稿者:

ぐるじあ

日本人。10年ぐらい日本国内や海外を時々旅して時々働いて過ごしてきて、最近になって恥を忍んでそれらをネットで公開しています。信念は特にないです。

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