旅写真ギャラリー <小舟に乗った漁師>

日時     2010/10/08
場所     ラオス
F値     6.7
露出時間   1/90

別に写真家ではなくても、誰だって写真を撮る時はどういう写真になるのかをイメージしてシャッターを切る。
でも、イメージ通りの写真、もしくはイメージしてた以上の写真になる事は稀だ。
大抵の場合は「あれ、思ってたのと違う」とか「まぁこんなもんか」で、良くても「おおーいい感じじゃん」ってな具合だ。少なくとも素人の私の場合は、だけど。

けれど、この写真だけは違った。ふと何気なく撮ってディスプレイを見て驚いた。
「えぇっ!思ってたのと違う!(良い意味で)」だった。

場所はラオス。どこの町かはもう忘れた。なんせ10年くらい前の記憶だ。
前後の写真からしてルアンパバーンからルアンナムターを経て中国に国境を渡った様子がうかがえるので、その途中の小さな町なのだろう。
そういえば、タイからラオスに国境を渡る時にノーンカーイ辺りで同じ宿になったフランス人と一緒にご飯食べてる時に、
「俺ガイドブックとか持ってないんだけど、ラオスでどっか良い所ある?」って訊いて街の名前をいくつかメモしてもらったんだけど、そのうちの一つだった気がしてきた。
そうなのだ、私は今も昔も適当だからして。

その山に囲まれた小さな町は平和そのものだった。
宿の敷地の一角では人々がペタンクに興じているのでルールを教わって時々混ざって遊んだ。
ぶらぶらと散歩してたら現地の人が家の軒先で酒飲んでて呼び止められたので混ざって飲んだ。
バスターミナルでは人々はペプシの瓶のふたを使ってチェスとオセロを足して2で割ったようなゲームを真剣にやっていた。
橋のそばにあるレストランではテーブルの上で勝手にネコが数匹気持ちよさそうに昼寝していた。

ある朝、日の出を撮ろうと早朝にカメラを持って歩いていた。
けど、山に囲まれているので日の出はムリそうだと気づき、仕方ないから引き返そうと思った。
すると、橋の上を歩いている時に足元を流れる川に一艘の小舟が見えた。
まだ薄暗い中で、一人で漁をしているのか。
何枚か写真を撮ってみよ。パシャ。パシャ。
んーダメだ。思ってたのと違う。全然良い感じに写んないや。
お、こっちの川沿いの民家に少し霧がかってる感じの方がいいじゃん。パシャ。パシャ。
まぁこんなもんか。
さてそろそろ宿に戻ろうっと。
ん?・・・いちおう、最後に漁師のおっさんをもう1枚だけ撮ってみるか。

・・・パシャ。

・・・・・・えぇっ!思ってたのと全然違う!めっちゃいい感じに撮れた!驚き!

なんだこの『ちっぽけな一人の人間が大自然に挑む』感は⁉
こんな小太りのパンツ一丁のおっさんがこんなカッコよく見えるなんて!


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投稿者:

ぐるじあ

日本人。10年ぐらい日本国内や海外を時々旅して時々働いて過ごしてきて、最近になって恥を忍んでそれらをネットで公開しています。信念は特にないです。

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